殺菌力が強く、皮膚のアミン類にほとんど副作用がないところから、手術時の手の消毒、医療器具、あるいは食器の消毒に広く使われている。普通の石鹸では水に溶解すると、アルカリ金属の陽イオンと脂肪酸の陰イオンとに解離して、洗浄力を発揮するのは陰イオンの部分である。それに対して逆性石鹸ではその無機性の部分であるハロゲンは陰イオンに殺菌力を現す重要部分である。比較的高分子の有機性部は陽イオンに解離している。このように石鹸とは反対に、有効成分は陽イオンであるところから逆性石鹸と呼ばれ、また陽性石鹸ともいわれる。
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水にとけて解離する有効成分が反対であるところから、逆性石鹸と普通の脂肪酸石鹸と混ぜることは禁物である。逆性石鹸は一般的には刺激があるが、商品化されているものは皮膚に対する刺激が少ないので、日常に繰り返して使っても、ほとんど害がない。